ついに、グーグルさんが怒りの鉄槌をくだしました。
インターネット上だと、ほぼ神のような存在ですもんね。
朝日新聞のニュースを見て
朝日新聞のニュースによると、不正な方法で検索上位に上がるように施策していたサイトに対して検索順位を強制的に提げたという話のようですね。
ペナルティーを受けた各企業は、他サイトなどの記事を許可を得ずに転載・コピー▽他サイトへのリンク数を水増し▽外部筆者に依頼して記事量を水増し――などの手法で検索順位を上げたため、グーグルにガイドライン違反と判断されたとみられる。
引用:朝日新聞デジタルより
グーグル神とバベルの塔
このニュースの内容がバベルの塔の話のようでちょっと面白いなと。
バベルの塔に関してはいろんな解釈があるし、小説やマンガにも取り入れられているため、正しいかはわかりませんが、わたしのイメージではこんな感じ。
ノアの大洪水で生き残った人間たち。人間は技術を手に入れて、神に近づこうと高い塔、バベル塔を作ろうとした。この塔を見た神が、人間のおごりに対して怒り、雷で怒りの鉄槌をくだし、バベルの塔を破壊した。
不正な方法で「バベルの塔(という名のお金があつまる建物)」を建てようとした「人間(サイト)」を見て、グーグル神が、「怒りの鉄槌(検索順位を下げる)」という行動に出た。
という感じでしょうか。
グーグル神は一般ユーザーが最優先
グーグルさんとしては、一般ユーザーが快適で有益であることが最優先。
他の人のサイトを転載・コピーして掲載することや、他サイトから不自然なリンクは倫理的にもアウトです。
お金を出して外部の人に記事を量産してもらうのも、倫理的にはグレーなところも多いですよね。Welq問題の発覚で、その裏側が少し見えてきました。
クラウドワークを利用して、記事の依頼が下請けから孫請けへ。安い金額でも書く人もいますからね。
そもそもグーグル神は多様性をのぞんでいる?
グーグルさんは、ひとつの検索キーワードで出て来る一覧に多様性を望んでいるのはないでしょうか。
良い記事を書けとよく言われます。良い記事って何かと言えば、オリジナルの記事を書けと言われます。オリジナルの記事って何かというと、ひとそれぞれが違う思いを持っているからその思いを自分らしく書けということです。
だから、転載、コピペはヤメロと。
一般論はたいてい同じ内容に収束しがちなので、もういっそのこと、ぶっ飛んだ内容を書いておけばいいんじゃないかと。
たとえば、カフェラテについて書いているページはカフェラテのことだけじゃなくて、あえて牛乳にこだわってみたり。食器にこだわったり、カフェラテを出しているカフェについて語ったり、カフェラテの絵の書き方について、粉について、飲む人についてなど、世界はいろいろ広がりますよね。
そして、それをふくらませるのはアナタ次第。
グーグル神は豊かな土壌を作りたい
自然界には、生物が多様になると自然豊かになります。
生物多様性とは、生き物たちが持つ個性とつながり。みんなつながっているんです。
グーグル神は、検索以外の事業でもインターネット上のあらゆる情報を網羅しようとしています。
情報と情報をつなぎ合わせ、インターネット上に情報と情報だけではなく、多様性のある個性と個性をつなげたいのではないでしょうか。
だから、ブログは好きに書けばいいだけ。
好きな情報だけを見て生きていける世界へ
多様性で構築されているはずのグーグル検索から出てくる情報。
検索する人は、自分で情報を選択しています。
無意識に、都合の悪い真実はシャットアウトし、自分の望む情報だけ得ていませんか?
自分に都合の良い情報だけ発信していませんか?
グーグル神は、世界をつなげて多様化させようとしているのに、行き着くその先は、むら社会で画一的。
その情報が好きな人、嫌いな人でまとまって、その中でやり取りをするというむら社会。その小さなむら社会に染まっていくうちに、考え方は画一的な方向に向かっていく。
けっきょく、人間ってその程度の生きものだったということ。
グーグル神の行き着く先が、破滅でないことを祈ります。
もしかして・・・グーグル神は創造と破壊の神様シヴァかもしれませんね。
(*ノω・*)