先日の対局で、公式戦の連勝記録が歴代1位になった藤井聡太四段。
ニコ生&AbemaTVで見ていましたが、対局開始前から最後まですごい報道陣の数でした。
気持ちはわかるけど、なんか・・・酷すぎませんか。
対局の生放送が増えるのはとても嬉しいこと
藤井聡太四段が公式戦で連勝を重ねるに連れて、将棋の対局の生放送がされる機会が増えました。
しかも、棋士の先生方の解説付き。ベテランの先生方まで解説に登場されることもあり、とても豪華で嬉しいことです。
さらに言えば、ニコ生&AbemaTVは無料で見ることができます。
無料で、こんな豪華な解説付きで、対局の生放送のようすを見ることができるなんて本当に願ってもない幸せ。とてもありがたいことです。
それもこれも、藤井聡太四段に注目が集まっているから。
このまま連勝記録を重ねてもらえれば、対局を生放送で見る機会が増えて、とても嬉しい。
でもその一方で
そろそろ連勝記録を止めて欲しいなという思いもあります。
報道陣が酷すぎる。
報道陣・・・ひどくないですか。
将棋に関連する記事や放送をされる報道陣の方々は良いのですが、
「中学生棋士」「連勝記録」などに注目が集まっての、いわゆるワイドショー的な報道陣が増えてるみたい。
ヤフーニュースでこんな記事を読みました。
お昼ごはんとおやつには注目が集まり、藤井聡太四段が注文したごはんは報道陣殺到で売り切れ。
29連勝目の対局では、夕食に注文した五目チャーハンは売り切れていたからワンタンメンに変更。
わたしの予想では、お昼に報道関係者が注文して売り切れになっていたのか、夕食注文後に各報道関係者からの注文殺到で売り切れになったんじゃないかと。
さらにひどいのは、対局後のカメラマンや記者の場所取りの小競り合い。
ニコ生かAbemaTVで生放送しているため、モメている声も聞こえていたそう。
記事内には「対局室近くのふすまが衝撃で外れるなど、ハプニングもあった。」と書かれています。これはダメでしょ。
ほかにもニコ生&AbemaTVを見ていると、お昼の対局開始時にはカメラマンがニコ生&AbemaTVのカメラの前にかぶって映ったり、対局後の感想戦時には盤面にガンマイクがかぶって映ったりしていました。
まぁ・・・報道関係者の方々もお仕事ですからね・・・。
現場にいる人だけが悪いわけじゃないんだろうけど。
しょうがないんかな・・・。(一応フォローしとく)
対局室に入るのは将棋関係の記者&カメラマンだけにしてほしい
そもそも、こんなにたくさんの報道陣は必要なのでしょうか。
各社こぞって写真や映像、音を録っています。
25連勝めあたりからだったでしょうか。
対局直後のインタビューにはマイクが用いられるようになりました。
・・・ガンマイク要らんやろ!(怒)
カメラマンの数も多くて、カメラのバシャバシャ音でコメントが聞こえませんでした。
カメラのシャッター音は集まるとかなりうるさいですね。
一部、シャッター音を自粛モードで撮られてる方もいるみたいですが・・・それでもうるさい。
そんなにパシャパシャ要るんですかね・・・。素人なんでわかんないですけど。
情報をお互いに共有したりとかは無いのでしょうか。
・・・もしかして、共有しようとするとお金が動くのかな。権利とかあるのかな。
せめて対局前の記者はもう少し減らして欲しい。
将棋関連の記者&カメラマンだけとか。
あの中で、心を落ち着かせるなんて・・・大変。
藤井聡太四段は毎度のことなので慣れているかもしれないけど、対局相手は大変そう。
将棋の内容が伝わってこない
あんなに報道陣がたくさんいるのに、将棋の内容があまり伝わってきません。
各テレビ局やメディアのニュースを見ていると、将棋の内容がまったく見えてこない。
お昼や夕食に何を食べた、おやつに何を食べた、ヒフミンアイしてる、どんな人物かなど、こういうネタは親しみやすいのであると楽しい。
でも、肝心の将棋の内容があまり伝わってこないんです。
もちろん将棋専門の方のニュースはきっちり書いてくれています。
でも将棋を知らない一般の方にはちょっとわかりにくい・・・。
もっとメジャーな野球やサッカーなどに例えたり、いろんな例え方があると思うのでそこのところにもう少し力を入れてもらえたらなと思います。
この時点ではどっちが守りが硬い、どっちが駒得、この桂馬が逆転の一手など、いろんな方法で解説されている先生方がスゴすぎます。
まぁ・・・将棋の内容については、速報で伝えるのは難しく、けっきょく感想戦などで本人達がどう思っていたのか聞いてみたいとわからないところもあるんでしょうけどね。
もっと将棋の内容にも注目してもらいたい。
なにがスゴイのか、どう強いのか。
もっと将棋について報道してほしい。
それでも次回の対局が楽しみ!
次回の藤井聡太四段の対局は7月2日(日)。
佐々木勇気五段との対局。
かなりライバル視していて、藤井聡太四段の対局時にも解説を担当された時もあり、読みが当たったりと、かなり研究していそうでした。
対局前の雰囲気も2回も見に行くほど。
大量の報道陣の空気感にも慣れたことでしょう。
はたして、藤井聡太四段が30連勝の記録を勝ち取れるのか、佐々木勇気五段が連勝と止めるのか、どちらにしても面白い対局になりそうです。