ニュースサイトを見ていると、
「マクドナルドがウイルスに感染」というタイトルを見かけました。
「マクドナルドがウイルス感染」と言われて、どちらを思い浮かべますか。
食中毒系なのか、パソコン系なのか。
梅雨の季節だし、食中毒系の話かなーと思いながら見てみると、『店舗システムがコンピューターウイルスに感染した』らしい。
ややこしいなぁ(苦笑)
・・・まぁ、どちらにしても笑いごとではないんですけどね。
マクドナルド、店舗システムにウイルス感染
日本マクドナルド店舗におけるネットワークシステムの一部にマルウェアが確認され、現在その影響から全国の店舗において、お客様の商品ご購入時に、「dポイント」および「楽天スーパーポイント」のご利用、また、電子マネー「WAON」「iD」ならびにマックデリバリーサービス等がご利用いただけない事象が発生しております。
お客様に多大なご不便・ご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。現在、継続して早急な復旧を進めております。
店舗につきましては営業を行っております。また、スマートフォン用マクドナルド公式アプリ、弊社Webサイトにつきましてもご利用いただけます。なお、今回のネットワーク不具合による個人情報など情報管理への影響は現在のところ確認されておりません。
引用:お知らせ | McDonald's ※2017/6/19(月)時点
消費者への影響は?
このシステム障害で影響がでているのは、電子マネー系。
「dポイント」、「楽天スーパーポイント」、電子マネー「WAON」「iD」マックデリバリーサービス等が利用できない状態。
通信が必要なサービスが利用できない、ということでしょうね。
原因はマルウェア。感染元はシステム交換?
このシステム障害の原因は、マルウェア。
感染ルートなどの原因は究明中になっています。
ただ、共同通信の記事では『15日夜にシステムの交換作業を実施したところ、翌16日に不具合が発生した』と書かれています。
ITmediaの記事では
『感染により、システムが外部に大量のパケットを発信して通信を圧迫し、電子マネー決済などに障害を引き起こした』と書かれています。
ニュース記事から推測すると、
システム交換した際に一緒に入りこんでしまったのかと思われます。
今回は、マルウェアが通信を圧迫してネットワーク障害を起こしているので、マクドナルドのお知らせに書かれているとおり、個人情報などの情報管理への影響はなさそう。
マクドナルド側も消費者側も一安心ですね。
電子マネーの普及よりセキュリティの強化が重要
電子マネーも普及してきましたね。
コンビニだけでなく、近所のスーパーでも使えるようになりました。
電子マネーをはじめてリアル店舗でつかうときはドキドキしましたが、慣れてしまうと現金を出すほうが面倒くさくなります。
そんな気軽に使えて便利な電子マネー。
こんなニュースを見てしまうと不安になってしまいます。
今回はネットワーク障害なので情報漏れはありませんが
老舗の会社のシステムってずさんだったりする。
考え方が甘かったりする。
納期主義はやめたほうがいい
最近、こういったシステム障害関連のニュースをよく見かけます。
それぞれの環境でいろんな原因はありますが、最深の原因は納期主義。
納期を優先するため、きちんとすみずみまでチェックをせずにリリース。
→マルウェアが見つかった。システム障害。
不具合があれば、あとでアップデートすればいいからととりあえずリリース。
→初見でクソ認定されてユーザが離れる。
そもそもなんでもかんでも時間給が当たり前の感覚になっているのも問題なんじゃないかな。
時間より質を優先できる世の中になると良いな。
2017/6/29追記:その後のはなし